【番外編】コロナウイルスへの治療薬について

製薬業界

こんにちは!

ChanKです。

 

今回は番外編として、コロナウイルスへの治療薬について、記事を書かせていただきます。

ニュースでも今はほとんどコロナ関連であり、我々国民も治療薬はあるのか?ワクチンはできるのか?と製薬会社に期待していると思います。

まだコロナウイルス治療薬として保険償還できる薬剤はございませんが、ニュースでは近々使用できるようになるとか報道されていましたので、開発状況など調べてみました。

 

コロナウイルスへの治療薬について

現在臨床試験が進んでいるコロナウイルスの治療薬はいくつかございます。

候補薬には、コロナウイルスをターゲットにした抗ウイルス薬と、コロナウイルスによる重症肺炎や呼吸器疾患に対する薬と2つ種類があるようです。

今回は、COVID-19に対する抗ウイルス薬とCOVID-19による重症肺炎や呼吸器疾患への治療薬と2つの視点から説明を致します。

 

COVID-19に対する抗ウイルス薬の開発状況

色々と調べてみますと、下記の薬剤にて開発または臨床試験が進んでいるようです。

販売名 一般名 会社名
アビガン ファビピラビル 富士フィルム
ベルクリー レムデシベル ギリアド
カトレラ リトナビル アッヴィ
フサン ファモスタット 鳥居薬品
オルベスコ シクレソニド 帝人ファーマ
プラケニル ヒドロキシクロロキン サノフィ

国内ではギリアドから発売する「ベルクリー」が承認を得ましたので、今月中には保険償還ができるかもしれませんので、コロナウイルスに対する治療薬としては「ベルクリー」が一番乗りですね。

その他にも「アビガン」も注目されている薬剤ですし、その他薬剤もいくつか開発されているような状況です。

「ベルクリー」の臨床試験については、対象はCOVID-19の重症入院患者さんを対象にしており、2つ海外で実施されているようです。

結果はプラセボ群と比較し回復までの期間を早め、改善傾向はあると報告されていますが、死亡率を有意に低下する結果は得られていないとのことです。

(回復までの期間:レムデシベル群 11日、プラセボ群 15日)

一方「アビガン」では、重篤ではない患者さんが対象になっているようであり、使い分けはこれから感染症専門の先生方で、議論されると思いますが、早期患者さんは「アビガン」で重症化した患者さんは「ベルクリー」となるのではないでしょうか?

とは言ってもまだ「アビガン」は承認を受けていないので、保険償還されるかは今のところわかりません。

 

COVID-19による重症肺炎や呼吸器疾患への治療薬開発状況

こちらも色々と調べさせていただきました。抜けがあるかと思いますが、ご容赦下さい。

販売名 一般名 会社名
アクテムラ トシリズマブ 中外製薬
ケブザラ サリルマブ サノフィ
バリシチニブ オルミエント イーライリリー
トファシチニブ ゼルヤンツ ファイザー
ルキソリチニブ ジャカビ ノバルティス

 

中外製薬以外は全て外資系メーカーですね。

外資系メーカーは、研究開発費に投資している費用が内資系メーカーとは桁違いであり、コロナウイルス以外の薬剤でも、多くの新薬を作り出しています。

「アクテムラ」と「ケブザラ」は、IL-6を標的にした関節リウマチで既に国内でも承認を受け、発売をしている薬剤であります。

効果について調べてみましたが、臨床試験の結果が出ている訳ではないため、確立したエビデンスはまだございません。ですが、中国では「アクテムラ」を投与することで、COVID-19による重篤な肺炎患者さんに対して行った観察研究では、「アクテムラ」投与した全症例で翌日から解熱や胸部CTの陰影が消えるなど、効果が見られたと報告があります。

国内での治験が進んでいるようなので、早く承認を受け、患者さんに貢献してもらいたいですね。

同じくJAK阻害薬の「オルミエント」・「ゼルヤンツ」・「ジャカビ」も関節リウマチの薬剤です。IL-6阻害薬と同様にこちらも臨床試験が進んでいるようです。

 

総括

本日は、コロナウイルスの治療薬について、記事を書かせていただきました。

まだ国内では正式に保険償還できる薬剤はありませんが、治験など進んでいるようです。

医療は日進月歩で進んでいますし、新しい薬剤が発売され、MRが情報提供を行い、患者さんに少しでも貢献できると良いですね。

では、また宜しくお願い致します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました